大学生の正しい勉強法-大学の勉強は教科書でやる!-

 

こんにちは!

 

今週は重たい科目の中間試験三連チャンでした。主に物理、数学っぽいことをやる、物理化学という科目でした。物理化学が二つ、分析化学が一つ。対数や微積分など、計算ガリガリやるって感じが多かったです。

 

今回は少し対策が遅れて、範囲が終わらないという事故に陥ったので、もっと前々からやっとけばよかった、というおきまりの後悔が残りました。

 

でも、得られたこともあります。僕は大学生になってから、いい勉強法を見つけたんですね。今回もその勉強法を実践しました。今回、勉強を通して、数値を物理的に捉える力や計算力が一つ上の次元に上がった感じがします。そのおかげで、前までは読んでもさっぱりわからなかった内容も、読んで理解できるようになったりしました。

 


僕自身この勉強法を大学に入ってから取り入れてから、
・問題を解く時、自分の解答に根拠のある自信を持って解答することができるようになった
・人にごまかしなく、筋の通った説明できるようになった(たぶん笑)
・過去問を見てなくても、あるいは過去問と全く違ったテストが出てきても、今のところ全学期でフル単
などの成果を出すことができました

 


もちろん先生や友達にわからないことを聞いたりもしましたので、それのおかげもありますよ。(本当にありがとうございました!)

 

 

そこで今日はこのいい勉強法をシェアさせていただきたいとおもいます。

 

タイトルを見てこのサイトに訪れてくれた方はおそらく大学生の人が多いと思うのですが、皆さんは大学の講義、主に専門科目の対策をどのようにやっていますか?

 

大学生になったんですから、受験生とは違って勉強以外にも色々なことに取り組みたいですよね。やることいっぱいです。

 

なので、受験生みたいに、起きてる時間は食事と移動と勉強法だけ!というわけにはいかないと思うんです。受験期よりは、勉強に時間を割けないと思うんですよ。

 

なので、どうしても少ない時間を使って過去問をやって、それを覚えて終わりという人も多いのではないでしょうか?

 

さて、ここからが本題です。

 

もし、専門科目はもう自分には必要ない!かつ、考える力も必要ない!という人はどうぞ過去問で対策してサクッと単位を取っちゃてください。

 

ですが、専門知識が必要な方、また、今やっている科目の内容が直接的に必要なくとも、社会人として、頭の次元の高い人、頭のいい人になりたいと思っている方には、ぜひ過去問対策で終わり!という勉強法を避けていただきたいなーと思います。

 

そして、紹介したい勉強法があります。それは、

 

教科書を読んで勉強する

 

です。

 

過去問をやってテスト対策をしたら、たしかにその先生のテストには合格するかもしれません。ですが、


専門知識、考え方の体系付いた理解


が得られないのです。


逆に教科書を、ベースに授業の内容、あるいはもっと詳しい内容を勉強して大学生活を送れば

 

専門知識、考え方の体系付いた理解


を修得することができます。その大学の担当の先生の作るテストだけじゃなくて、他の先生の問題、大学院試、あるいはテストだけじゃなくて、その理解を発揮する現場、ケースバイケースな現場などでも対応できます。では、専門知識、考え方の体系付いた理解とは何なのか、説明していきます

 

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専門知識、考え方、の体系付いた理解とは

 

体系付いた理解というのはこんなイメージです。

 

・情報と情報が繋がっている
・なんでこう言えるのか、という理屈や、なぜこんなことをやったのか、という背景がわかる
・学問の見方がより良い見方になる
・事項が自分のものになった感じ

 

 

授業やプリント、先生の口頭による解説は、主に教科書から大事な部分だけ抜粋を解説したようなものが多いです。もちろん先生が先生なりにわかりやすくまとめた説明だとは思うんです。ですが、一週間に一回と飛び飛びの期間で情報を受け取っていると、事項と事項の繋がりや、一つの公式がどのような経緯で導かれたか、という背景が見えにくいんです。「断片的」というキーワードがふさわしいでしょう。理解が断片的になってしまいます。

 

つまり全体像が見えづらいということです。そこで必要な勉強が教科書を読んで勉強することなんです。

 

教科書の使い方

 

教科書は、確かに量も多く、時には難しい言い回しをしていますが、学ぶ人のことを考えてちゃんと順番に話が展開されています。教科書は教科書である以前に文章です。小説や評論などと同じように、文章なんです。辞書みたいに、調べたいところ索引で引っ張ってちょちょちょっと調べるものではありません。ですので、読み方も本を読むように、一番初めから一文一文読んでいきます。飛ばし読みをせず全部読んでください。

 


小説を大事なページだけ読むなんて難しいですよね。てか無理ですよね。伏線となるキーワードだけ見つけてそれをつなげて結論読んでも、は?となるだけです。涙もクソもありませんよね?

 

教科書もおんなじです。ここを読めば完璧!なんて一度全体を勉強したことないとわからないです。なので最初から地道に読んで行くべきです。そして、何度も繰り返し読んでほしいです。すると、

 

その内容の、何が大事なのか、どうして大事なのか、なんでそんなことを考えなきゃいけないのか、どの情報と関連しているか

 

がわかってきます。学問のストーリーが見えてきます。

 

文章の主張がわかる、つまり、学習事項がちゃんと理解できるわけです。

 

ほかにも、その教科書を書いた人がその内容をどのように捉えているのか、どう見ているのか、という見方がわかってくるでしょう。教科書を書くくらいですから、著者はめっちゃ頭が良いんだと思います。ですので、その頭のいい人の見方をそのままコピーして、身につけるようなイメージです。特に図説なんか有るといいですね。その人のイメージがはっきりわかるので。

 

なにかを身につける時は、

今の自分でできるようになる

という意識より

まず頭のいい人になり、そしたらできるようになる

 

というより意識の方が経験上、上手くいってます。

 

学問をより賢い見方ができれば、問題を解いたり、その内容について考えたり、議論したりする時に、より次元の高い、ワンランク上の思考、考察ができます。

 


読んで理解したものはもうあなたの中で情報のネットワークが構築されているはずです。教科書を辞書のように使っていいのはそれからです。教科書を読んで理解はしても、人は忘れてしまいます。暗記という動作は理解とはまた別の動作です。でも読み返して「そうだったそうだった」となればいいんです。読み返して、理解している状態が復活すればいいです。忘れたら、全然教科書で調べて構いません。(まあ、調べることに関してはネットでも辞書でも他の本でもなんでも構いません)

 

教科書を一度読んだ人は、ここがわからない、自信がないってなった時、「このことは教科書に書いてあったぞ!」と思えるはずです。そこを開いて調べる。という感じですね。教科書を一度も完読したことがない人は、きっとこの感覚はわからないはずです。「こんなことやったっけー?」「教科書のこの章に多分書いてあるだろう」と思うことがある状態です。だからキーワードで引っ張って「ここに書いてあるかもしれない」という感覚でそのページに飛び、その部分だけ読んで、という感じでしょう。おそらく読んでもイマイチ理解できないのではないでしょうか?理想は「書いてあるかもしれない」ではなく、「書いてあった」「書いてあるはず」という感覚です。

 

教科書は文章と言いました。ということは、文は文脈の中で生きていますから、その一部分だけ、一段落だけ、もっと言えば一章だけよんでも理解できはずがありません。

小説で、AがBを好きになった、って突然見ても、なんで?ってなるのと同じです。

 

 

まとめ


とにかく、大学の勉強は教科書をベースにやるべきです。ちゃんとした学力をつける、いわゆるマスターするという点でも、教科書で勉強するのが一番です。

 

勉強法なんて大胆な表現でした、当たり前の勉強がやはり一番です!ということです。

 

確かに時間はかなりかかるでしょう。でもその時間は捻出できるはずです。まずは今学期の分だけでもいいですし、はじめの一章だけでもいいです。一度やってみていただけると幸いです。その勉強スタイルに慣れたことによって、そしてその勉強によって頭がよくなったことによって、勉強のスピード、努力の結果が上がります。

 


この学力は大学の勉強にとどまらず、社会に出てからも役立ちます。専門職に就く人はもちろん、一般職についた人もです。

 

言ってみれば勉強内容はなんでもいいんです。語学だろうが、化学だろうが、経済学だろうが。どんな勉強でも物事を体系づけて理解し、インプットすることには変わりませんし、頭のいい人の思考に近づいた、ことには変わりません。どんな仕事についても、議題について考えたり、アクシデントとかに適切な判断を下せたりできるようになるでしょう。

 

とりあえず、大学生活のことでいうと、やっぱりテスト。講義、ですね。大学に来たからにはちゃんと学んで自分のものにしたところです。ですので、過去問だけやって乗り切るという方法で、あまりうまくいかないなぁと感じている方は、教科書での勉強、ぜひ試していただけたらなと思います。


もちろん自分の道が一番ですし、一度きりの大学生活の時間の使い方は自分次第です。なので、勉強法の参考程度に考えていただけたらなと思います。

 

最後まで読んでくださりありがとうございました!

 

 

ps専門科目の講義でも教科書のないことってありますよね。そしたら、レジュメなどで紹介している参考書でもいいですし、教授に直接聞いてオススメの教科書を教えていただくと良いと思います。学問をやるときは一冊でいいのでなにか教科書を持っておきたいです。