「死後の世界」~死んだらどんな感じか というちょっと怖い話~

こんにちは!9月に入ってすこし過ごしやすい季節になってきましたね。突然ですが、あなたは死後の世界がどんな感じかを考えたことはありますか?また、あなたがこの瞬間命を落としたとき、人生に後悔は残っていますか?なにを突然宗教チックな質問を!と思ったかもしれません。なんでこんな質問をしたかというとか、最近死んだ夢を見たんですね。結論から言うとこれが人生を考え直すいいきっかけになって。この夢を通していろんなことを考えたんですね。今日はそのお話をしたいと思います。

 

夢の中で死んだ話

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僕はロケットで宇宙に行っていたんですね。なぜ行ったかはわかりませんが、宇宙服を着て、ロケットの中をプカプカ浮いていました。そしてこれまたなぜかわからないのですが、突然エンジントラブルが発生して、ロケットのコントロールが効かなくなったんです。ロケットは暴走し、前に見えていた真っ赤な太陽に向かっていきました。どんどん太陽に近づいて行ってものすごく暑くなってきました。太陽の表面温度は約6000度、到底人が生き延びれる環境ではないです。太陽との距離を483万kmより縮めると、高温で人間は命を落とすと言われています。それくらいに太陽に近づいてしまい、僕はだんだん意識が遠のいて、視界が白くなっていきました。元あった景色が完全に真っ白になった次の瞬間、シャッターが勢いよく落ちるような音がして、それと同時に目の前がパッと真っ暗になりました。僕は真っ暗な中で硬い椅子のようなものに座っていました。ただ、いつもと違うことがいくつかあって
・体を動かそうとしても体が固まって動かない。(自分の体ではないようだった)
・声が出ない(そもそも口が開けない)
・風景はずっと真っ暗
僕はしばらくして気付きました。僕は死んだのだと。

死は不意に訪れるので、自覚しづらい

本当に死は突然訪れるんだなと思いました。たしかに誰にでも、死は唐突にやってくることは頭ではわかっていました(知ってはいた、という程度です)。小説やアニメで人が死んだり、ニュースで人がなくなったりするのをみるたびに、死というものへの危機感は高めていたつもりなのですが、いざ自分の事となると受け入れられなかったですね。

 

最初真っ暗になった時、これは夢に違いない!え、夢だろ!?とおもって、目が冷めるのを待ちました。がしかし、一向に現実世界には戻れません。経験上、夢の中で夢だと気づけたらすぐ現実世界に戻れていたのですが、今回は戻れませんでした。頰をつねろうかと思ったのですが、そもそも体を動かすことができないため、できませんでした。

 

ずっと真っ暗な中に閉じ込められて身動きが取れない状況でした。その状況が続き、だんだん自分の死を自覚するようになりました。

 

ロケットで宇宙に行っていたのは夢で、今のこの状態は現実なのだと。きっと、、殺人鬼が家の中に侵入して、ベッドで寝ていた自分の心臓を包丁でひと突きしたか、自分の肝臓が完全にアルコールにやられ、肝不全をおこしたか、とか、なにかが起きて死んだのだろうと思いました。その死んだタイミングと同時に、真っ暗な世界に閉じ込められたのだと、こんな感じで自分の死を結論づけていました。

回想

死んだら意識もなくなるのかなと思っていたら、僕の死はそうではなかったみたいです。

 

意識はあったんですね。意識はあるのですが、なにも見えない、なにも聞こえない、なにも臭わない、という感じですね。五感が働かず、なにもインプットする情報がないからか、あるのは頭の中の情報だけです。つまり今までの経験、出来事の記憶ですね。昔の思い出やシチュエーションがぐるぐると蘇ってきたんですね。小学校の時の運動会で走った時、高校の時友達と遊んだ時、大学になって友達と飲みに行った時、受験している時、接客のバイトをしている時に、お客様にクレームを言われたこと、色々思い出しました


後悔

そんな状況に置かれて、僕は心の中ですごく後悔しました。色々後悔しました。
・もっと体を動かしておけばよかった
・色んなところへ旅行したり、アクティビティを体験したりしておけばよかった
・もっと発言しておけばよかった
・もっと人とお話ししておけばよかった
・もっと色んな人と関わってみたかった
・友達のことをもっと知って、もっと仲良くなりたかった
・もっと恋したかった
・もっと本を読みたかった
・いろんな映画を見たかった
・美味しいもの食べたかった
・今まで勉強したことをなにかに活かしたかった
・なにか大きな成功を収めたかった
・もっと人のために何かしたかった
・来たる時を待たず、もっと今から行動を起こせばよかった
・もっと人に影響を与える人になりたかった
・もっと人にありがとうを言いたかった
・お酒はほどほどにすればよかった

暗闇に閉じ込められて、数分してようやくはっと目が覚めました。

 

その時は涙が出るほどうれしかったですね。自分生きていたんだ!と感動しました。朝の四時頃でした。その後、水を飲んでもう一度ベッドに入りました(二度寝(笑))。夢から覚めて、死んだ夢を見ている時に後悔したことを今あげてみたのですが、多分これだけじゃなかったと思います。ほんと、その時は焦りに焦ってたんですね。なので後悔がたくさん湧き上がってきました。


本気でこの命を守る

とりあえずその日から本気で命を大切にするようになりました。

 

最近は友達との飲み、一人で家で飲むのも合わせてほぼ毎日のように飲んでいたのですが、その夢を見てから5日ほどは飲みませんでした。

 

また、アルコールがどれくらいの量摂取すると肝臓がどう悪くなるのか、どうやったら肝臓を治癒することができるのか、アルコールはどの様に分解されるのかなどもかなり調べました。

 

他にも普通に生活していて事故にあうかもしれないと思い、自転車を漕ぐスピードはかなり落としました。信号渡るときも、自動車より自転車の方が優先だから、そのまま横断歩道渡っていい、とわかっていつつも、車が無視して突っ込んでくるかもしれないと思い、急いでそうな自動車は待ってあげるようにしました。

(そのため、割とスピード出したら大学まで7.8分でつくことはできていたのですが、10分かかってしまうようになりました笑)


生きている今しかできないこと~今死んでも大丈夫と言える生活を~

また、自分の日々の行動も見つめなおしました。かりに今日死んでも、後悔がない生き方をしよう、そう思って時間があれば読書をしたり、専門の化学の勉強をしたり、友達や知り合いを積極的に遊びや旅行に誘ったり、日々の生活で積極的にサークルの人や学科の人とおしゃべりしたりするようになりました。そうすると、いつもより充実した生活を送れているなぁ、と思えるようになりました。死を間近に考えると、まだ死にたくはない、もっとやることが残っている!という野心がふつふつと湧いてきます。

終わりに

定期的に、自分が今死んだらどんな後悔が残るのだろうか、と想像してみるとらいいかもしれません。僕はたまたま死ぬ夢を見たため、生き方を見つめ直すことができました。みなさんも今死んだらどんな後悔が残るか、何をやり残しているか、ということをぜひ考えてみてくださね。

 

P.S
自殺を悩んでいる人が多くなっていると聞きます。そんな人はぜひ頭の片隅に入れておいてほしいです。死んでいいことは1つもないと思います。死んだら楽になるという考えもあると思うのですが、僕の場合は苦しかったです。自分の体がまるで自分のものではないように全く動かせない。何もしゃべることができない、何もない世界に閉じ込められる、そんな時間が永遠に続くと考えただけでもぞっとします。たとえどんなに今が苦しくても、死んだ方がもっと苦しいと思います。

 

今回は僕の夢の話がほとんどになってしまい、退屈だったかもしれません!最後まで読んでくださり本当にありがとうございました!